転職活動を初めて数ヶ月が経つけれど、なかなか転職できないと悩む方も少なくないと思います。
たくさん書類を出して何社も面接を受けているのになぜ決まらないのか・・・それには理由があります。
この記事では、過去に私が転職できずに苦労した体験を元にして、転職できない理由と転職を成功させるための具体的な方法をまとめました。
転職できない3つの理由
転職できない理由は以下の3つです。
1. 受ける企業の調査不足
1つ目は、受ける企業の調査不足です。
ここでの調査とは、会社概要や事業内容、応募する職種の仕事内容といったものではなく、「その会社がどんな人材を求めているのか」という部分になります。
もちろん、前述したような企業分析も必要ですが、それよりも会社が求職者に何を求めているのかをできる限り具体的に理解することが重要です。
選考になかなか通らないという人は、調査不足のために相手のニーズを満たしたアピールができていないことが考えられます。
しっかりとした自己分析ができていない
2つ目は自己分析が十分にできていないことです。
会社は限られた時間で応募者がどんな人物であるかをできるだけ具体的に知りたいのですが、応募者の自己分析が不十分ですと、それが難しくなります。
そうすると、あなたがその会社で働く場合のイメージができませんし、転職活動の取り組み方の部分でも良い印象を与えません。
また自分のことをしっかりと理解できていないと、自分が応募する企業で活躍できる人材であることを説得力を持ってアピールできませんので、不採用となるリスクが高まります。
スキル・経験不足
3つ目は、スキルや経験不足です。
新卒や第二新卒など、若いうちはスキルや経験不足でもその人が持つポテンシャルを評価して採用するケースも多いですが、20代後半〜30代に入ってくると、ある程度の経験やスキルを有していないと厳しくなってきます。
転職するために必要なスキルや経験を積めていないなと感じる場合は、現職で様々な仕事へ積極的に取り組んだり、転職に役立つ資格取得のために勉強をしたりと、スキルアップのために行動を起こす必要があります。
また短期間に転職を繰り返してきて、スキルや経験もそうですがキャリアを積み上げられないような場合は、早い段階で腰を据えて働ける職場を見つけ、そこで長く働くことが大切です。
転職を成功させるコツ
転職ができないという人は、以下のコツを押さえて活動していくことで状況が改善していくと思いますので、ぜひ参考にしてください。
会社のニーズと自分が提供できるものが一致する会社を選ぶ
転職を成功させるには企業側の需要と自分が提供できるものが一致する会社を選ぶことがとても重要です。
これを意識して取り組むことができるようになれば、選考を有利に進められるようになるでしょう。
自分が今持っているスキル・経験・強みを生かして、その会社へどのように貢献できるのかをしっかりと伝えていくことで、確実に評価され、選考通過の可能性がぐっと高まります。
その会社でのキャリアの長期形成を考える
自分が将来どのような人材になりたいのかを明確にし、それをその会社でどのように実現していくのか、長期視点で考えましょう。
多くの場合、企業は採用した人材が長期にわたって活躍してくれることを望んでいるので、長期視点でのキャリア形成を考えているととても良い印象を与えられます。
ここへさらに、その会社だからこそ実現できることなど、その会社ならではの要素を入れ込むとより高い評価につながるのでぜひ取り入れていきましょう。
スキル・経験不足の場合は先を見据えて行動を起こす
スキル・経験不足の場合は、そのまま転職活動を続けるよりも、現職で積極的に様々な経験を積んだり、業務外で資格の勉強をしてみるといったように、自分の価値を高めるために行動を起こしましょう。
現職でスキルアップが難しいという場合は、待遇面などが現状よりも多少落ちても、一旦スキル経験がしっかりと積める会社へ転職して、そこで一定期間修行することもおすすめです。
ここでしっかりとしたスキルを身に付けることができれば、その後は有利に転職が進められますし、待遇面でも満足のいくものが得られるようになるでしょう。
面接で気をつけたい失敗例
スキルや経験は十分でも、面接でマイナス評価につながってしまうため気をつけたいことがあります。
緊張して伝えたいことをうまく伝えられない
準備不足のまま面接を受けると、緊張して話したいことがうまく話せなかったり、相手の質問の意図とはずれた回答をしてしまったりしてマイナスの印象を与えてしまいます。
そのため、面接を受ける前に話したい内容はしっかりとまとめ、想定される質問への回答も準備しておきましょう。
事前に面接のシミュレーションを繰り返しておくと、本番で大失敗せずに済みます。
必ずしも上手に話せないといけないわけではなく、面接官と円滑にコミュニケーションが取れるかという部分が大事になりますので、気負わず普段通りに会話をする感覚で進めれば大丈夫です。
会社に質問したいことを用意していかない
面接の最後には、必ず会社へ質問があるか聞かれますが、ここで質問ができないとその会社に対して興味がないんだなと思われてマイナス評価となります。
ただし、調べればすぐわかるようなことや、面接の中ですでに説明したことなどを聞いてしまうと、良い印象を与えないので、質問の内容にも注意しましょう。
しっかりと調査して、最低でも5つは質問したい内容を準備していくと良いかと思います。
身だしなみが整っていない
面接は第一印象が非常に大切です。身だしなみがだらしないと、マイナスの印象から面接に入ってしまうため非常に不利になります。
そしてこの第一印象は後から覆すことがとても難しく、その後の評価に大きな影響を与えるので注意しましょう。
コツをつかんで転職成功へ
長く転職活動を続けているのになかなか転職できないという人は、ここでご紹介してきた「転職できない理由」に当てはまっていないか、振り返って確認してみましょう。
もし少しでも当てはまる部分があれば、この記事でお伝えしている転職成功のポイントを押さえて活動を進めていただくことで、少しずつ状況が改善してくると思います。
この記事が皆さんの転職活動に少しでも役に立てば幸いです。