エンジニア未経験

未経験からのエンジニア転職を成功に導く具体的な手順と活動ポイントを徹底解説

未経験からエンジニアを目指したいけれど、本当に転職できるのか心配。。

失敗しないためには何に気をつければいいんだろう。。

転職成功の秘訣があれば知りたい。。

未経験からのエンジニア転職では、わからないことが多くて不安ですよね。私も完全未経験からエンジニア転職にチャレンジしましたが、何から始めたらいいのかもわからずに悩みました。

今回の記事では、そんな私の経験も踏まえて、未経験からエンジニア転職を目指す際の手順と、成功させるために押さえたいポイントを解説していきます。

この記事の内容

・未経験からエンジニア転職は本当に可能か?
・エンジニアに向いている人・向いていない人
・未経験からエンジニアを目指す具体的な手順2つ
・未経験からのエンジニア転職を成功させる3つのポイント
・エンジニア転職に失敗する原因3つ
・未経験から転職先の企業を選ぶポイント3つ

後半では、注意したいエンジニア転職の失敗原因についてや、後悔しない転職先企業の選び方についても触れていますので、ぜひ参考にしてください!

Contents
  1. 未経験からエンジニア転職は本当に可能?
  2. エンジニアに向いている人・向いていない人
  3. 未経験からエンジニア転職を進める手順
  4. 未経験からの転職を成功させるポイント
  5. エンジニア転職で失敗する原因
  6. 未経験から転職先の企業を選ぶポイント
  7. 未経験から目指せるエンジニア転職の道

未経験からエンジニア転職は本当に可能?

結論、未経験からでもエンジニア転職は可能です。ただし、年齢が上がるにつれて難易度も高くなるため、チャレンジするならできるだけ早い決断が重要

完全未経験からの挑戦なら、20代で転職活動を始めると有利に進められます。特に25歳までの「第二新卒」の枠で選考を受けられると、ポテンシャル採用なので内定の可能性もアップ。

私も最初の転職では第二新卒枠で応募して、完全未経験からエンジニア職での転職に成功しました。

ただ30代からは1年ごとに難易度がぐんぐん上がっていくので、30代で挑戦するならスピード最優先で進めましょう。

IT業界の急成長でエンジニア不足のため未経験でもチャンスあり

IT業界では、次々に新しいテクノロジーが誕生しており、それらが実用化されることで、社会はデジタル化が急速に進んでいます。

このように社会変革が進む中で、経済産業省は2030年には最大で約79万人のIT人材が不足する可能性があると発表。※1

実際にIT業界においては人材不足の問題を背景に、即戦力人材の採用だけではなく、未経験者の採用と育成を行う企業も増加しています。

そのため、未経験からのチャレンジであっても、適性があり将来活躍が期待できる人材であれば採用してもらえるチャンスは大いにあるのです。

以上のことから、目指す年齢によって難易度は多少変わってきますが、未経験者でもエンジニア転職を成功させることはできます。

※1 経済産業省「IT人材需給に関する調査(概要)」

エンジニアに向いている人・向いていない人

未経験からでもエンジニアを目指すことは可能ですが、適性を見極めずに転職してしまうと苦労します。

せっかく転職に成功したのに、実際に仕事を始めてから「思っていたのと違う・・・自分には合わないかも・・・」と後悔しないように、向き・不向きについてはしっかりと把握しておきましょう。

ここでは、エンジニアに向いている人の特徴と向いていない人の特徴について紹介していきます。

エンジニアに向いている人

まずはエンジニアに向いている人の特徴を見ていきましょう。

ITシステムやプログラミングなどの技術に興味がある

ITシステムやプログラミングに興味があることは、エンジニア職を目指す上で一番大切といっても過言ではありません。

面接でもIT技術やプログラミングの関心度については評価のポイントに入流ので、自分がそもそもITに興味があるかどうかの自己分析は大切です。

特に未経験からエンジニアに転職すると、最初の頃はプログラミングがメインの仕事になるので、これが好きではないとかなり辛い思いをするでしょう。

IT技術やプログラミングに興味を持って取り組めるかどうかは、最初に確認することが重要です。

ものづくりが好き

ゼロから自分の手を動かして何か物を作り上げるのが好きという人も、エンジニアに向いています。

例えば工作が好き、プラモデルを組み立てるのが好きというような人は、試行錯誤しながら成果物を完成させていくプロセスを楽しめますよね。

システム開発も、設計書に沿って試行錯誤しながら商品を作り上げていくことが必要なので、これを楽しめることは強みとなります。

何かを作り上げた経験自体も選考ではアピールできますが、ポートフォリオがあればよりエンジニアの適性を評価してもらいやすいので、プログラミングを勉強しつつ何かしら作品を作ってみるのもおすすめです。

地道にコツコツ作業を積み重ねられる

プログラミングを覚えてしまえば、魔法のごとくあっという間にすごいシステムが出来上がると思っている人がいるかもしれませんが、実際そう簡単ではありません。

もちろんささっと作れてしまうものもありますが、基本的にはコードを書いてテストして、動かない場合は原因を突き止めて、修正してまたテストする・・・といったことの繰り返し。

地道な作業を積み重ねていかなければならないので、これに耐えられない人は大変な思いをするでしょう。

・システムが上手く動くように、何度もトライ&エラーを繰り返すこと
・その結果少しずつシステムが作り上がっていくことに喜びを感じれること

根気のいる作業ではありますが、地道にコツコツ作業を積み上げていって、その過程の小さな成功に喜びを感じれるという人は向いています。

好奇心が強く主体的に学んでいける

IT業界は変化が多く、次々と新しい技術も生まれているので常に勉強していくことが大切です。

そのような環境なので、新しいものにも好奇心をもって主体的にキャッチアップしていけることは大きなプラスとなります。

未経験からエンジニア職に就いた場合、最初の頃は覚えることが満載で、その一つ一つをし自分のスキルとしてしっかりと身につけていくことが必要です。

そのため、新しいことに好奇心を持ち、主体的に学んでいくという姿勢は、エンジニアにとってとても大切な適正であると言えます。

物事を論理的に考えることができる

エンジニアの仕事を進めていく上では、論理的に物事を考える力も求められます。

例えば開発の現場で、ある一部のシステム機能を改善するプロジェクトを進めるとき、

・なぜその設計にするべきなのか、明確な根拠を示す必要がある
・コードを書く際も、最終的な動きを想定して論理的に組み立てていく必要がある

のように、ある目標を達成するため、何が必要でそれをどのように実現していくのかを論理的に考えなければいけません。

より質の高いシステムを作り上げていくためにも、この論理的思考能力は重要な要素となるので、この能力が高いとエンジニアとしての適性も高いです。

エンジニアに向いていない人

では次に、エンジニアに向いていない人の特徴を見ていきます。

そもそもプログラミングが苦手で勉強も進まない

プログラミングに興味を持てなかったり、苦手だと思っている人はエンジニアには向いていません。

当たり前と思うかもしれませんが、意外とこれをよく考えずに転職活動を進めて、「内定が出たからとりあえず入った」という人も多くいます。

入社後はプログラマーとしてプロジェクトに参加し、コードを書くことが仕事の中心になるので、プログラミングが嫌いだと仕事も捗らないし、スキルも上がっていかないでしょう。

そうして仕事が嫌になっていき早期に退職・・・となるパターンが多いです。実際、私もこのような事例を職場で見てきました。

失敗しないために、そもそもプログラミングが好きで勉強するのも苦にならないかというのは、まず確かめておきましょう。

地道な作業が得意ではない

向いている人の特徴でも触れましたが、エンジニアの仕事には地道な作業が多くあります。

何度も試行錯誤を繰り返しながら一つの商品を作り上げていくので、地道な作業を根気よくこなしていける人でなければ務まりません。

小さな成功を地道に積み上げていくことに喜びを見出せなかったり、すぐに結果を得たがるような人には向いていないでしょう。

効率的に考えて動けない

そもそもエンジニアが行う仕事自体が、人間が手を動かしてやらないといけないことを「効率化する」システムの開発なので、いかに効率化するかを考える力は必要です。

プロジェクトを進める上でも、

・納期内で効率的にシステムを完成させるにはどうすればいいか
・もっと効率的にシステムを動かすためコードはどう書いたらいいか
・テストを効率的に進めるにはどのツールを使ってどのように進めたらいいか

など、仕事を進める上でも効率化を常に求められます。

そのため、効率的に仕事を進めていくにはどうしたらいいかを常に考えて行動できない人はエンジニアには向いていません。

受け身で主体的に動けない

いつも指示待ちで、言われたことしかできないような人もエンジニアには向いていません。

エンジニアの仕事では、分からないことも多く発生するので、都度自分で調査したり、どうしても分からないものは相談しながら進める必要があります。

また、よりよりシステムを作っていくためにどうしたら良いかを常に考えて、何か提案があるなら積極的に意見を出すとも求められますので、言われたことだけこなしても評価は上がりません。

受け身で主体性のないエンジニアは現場で苦労することが多いでしょう。

必要最低限のコミュニケーションも難しい

エンジニアもコミュニケーション能力は必要です。

・お客様の要望を的確に捉えて満足のいく商品を提供する
・チームを組んで連携を取りながらシステム開発を行う

このようなことが求められるので、コミュニケーション能力が著しく低い場合は仕事を進めていくのが難しくなるでしょう。

もちろん取り組む仕事内容や配属されるプロジェクトは様々ですので、コミュニケーション能力がなくても問題ないケースもあります。

しかし、そうはいっても最低限チームで仕事を進めるうえで、必要なコミュニケーションを取れないとエンジニアの仕事は務まらないでしょう。

未経験からエンジニア転職を進める手順

未経験からエンジニアを目指す方法は大きく2つあります。ここではそれぞれの方法について、具体的にどんな手順で転職活動を進めたらいいのか見ていきましょう。

1.研修が充実した未経験可の求人を見つける

1つ目は、完全未経験者を受け入れて、入社後に社内研修で育ててくれる会社の求人に応募する方法です。

この方法では以下の手順で転職活動を進めていきます。

完全未経験からの転職活動の進め方

1.転職エージェントに登録する
2.未経験可で社内研修が充実している企業を紹介してもらう
3.エージェントのサポートのもとで選考対策
4.内定が出たら条件面や研修制度について齟齬がないか確認
5.内定承諾&入社

入社後の研修ありきで転職活動を進めるなら、転職エージェントへの登録は必須です。転職サイトに登録して自分で探していくことも可能ですが、求人数が限られますし、何より選考対策がしっかりできないので危険。

いわゆるブラック企業に入社して転職失敗・・・ということも起こりうるので、最悪の事態を回避するためにも転職エージェントの力は頼りましょう。

エンジニア転職なら、ITに特化したエージェントを選んでいくのがおすすめです。以下の記事ではIT特化のおすすめ転職エージェントを紹介していますので、こちらもぜひ参考にしてください。

【IT転職特化】エージェントランキングTOP5!成功するコツも紹介 このように悩む方は少なくないと思います。 私は未経験からIT業界へチャレンジしましたが、エージェント選びに迷って決...

また、どのエンジニアになって、どんな風なキャリアにしたいのかも重要なので、エージェントと相談しながら決めていくといいでしょう。

研修内容の詳細は必ず事前に確認

この方法で転職活動を進める場合は、内定先の企業で受ける研修が充実していることが大前提です。なので、研修内容の詳細を事前に必ず聞いておく必要があります。

研修ありとしていても、実際入ってみると1〜2週間程度のごく簡単なレクチャーのみで、すぐ現場に配属されるというパターンも。

これでは現場で確実に苦労し、最悪退職に追い込まれることもあるので要注意です。

ITの基礎知識からプログラミング言語の学習まで、最低でも2ヶ月は座学でしっかり研修が受けられる企業を選びましょう。

2.独学やスクールで基礎スキルを身につけてから転職

2つ目は、独学またはプログラミングスクールでITの基礎スキルを身につけたうえで転職活動を進める方法です。

独学でプログラミングの学習や資格の取得をして転職を目指すことも可能ですが、

・時間がかかること
・効率が悪くなってしまうこと
・挫折する可能性が高いこと

のように多くのリスクを伴ってしまうので、転職する覚悟が決まっているのであれば、スクールに通うのがベスト。

最近は転職サポート付きのプログラミングスクールも多く出てきましたので、自分に合うものを選んで活用していくのがおすすめです。

独学でITスキルを身につけて転職を目指す場合の手順

独学でプログラミングを学んで転職を目指す場合は以下の手順で進めます。

独学でスキルを付けて転職する方法

1.なりたいエンジニアを決めて、必要となるプログラミング言語を把握する
2.書籍やインターネットの無料サービスなどを利用しながら、独学でプログラミングを勉強
3.転職エージェントに登録する
4.未経験応募可で研修制度が整っている会社を紹介してもらう
5.エージェントのサポートのもとで選考対策
6.内定が出たら条件面や研修制度について再度しっかり確認
7.内定承諾&入社

独学する場合は、スケジュールを決めて何かポートフォリオを作ることを目標にするといいです。

前述したように独学は挫折しやすいので、このように目標と期間を決めて取り組むとそのリスクを減らせますし、制作物があれば転職時のアピールにもなります。

基礎スキルを学習したら転職活動に入りますが、独学で進める場合もやはり転職エージェントの活用は必須です。

自分がなりたいエンジニアを目指せる企業で、かつ研修が充実しているところを紹介してもらいましょう。

独学で抜けていた部分を補いつつ、さらに基礎を固めたうえで現場に出られると安心できます。

スクールでITスキルを身につけて転職する手順

スクールでプログラミングを学んで転職を目指す場合は以下の手順で進めます。

スクールを利用した転職活動の進め方

1.なりたいエンジニアを決めて、必要となるプログラミング言語を把握する
2.そのエンジニアが目指せるスクールで該当の言語を学ぶ
3.転職エージェントに登録する(※転職サポート付きのスクールならそれを利用)
4.未経験応募可で研修制度が整っている会社を紹介してもらう
5.エージェントもしくはスクールのサポートのもとで選考対策
6.内定が出たら条件面や研修制度について再度しっかり確認
7.内定承諾&入社

スクールに通えば、未経験からエンジニア転職をするために必要な基礎スキルを、無駄なく効率的に学んだうえでスムーズに転職活動が進められますし、一人で学習する場合と比べて圧倒的に挫折するリスクが低いです。

プログラミングスクールには有料のものと無料のものがあり、無料のものはそのスクールが提携する企業への転職が条件となっているなど、違いがありますので比較しつつ自分に合うものを選びましょう。

有料のスクールでも転職サポートがついているところが多く、提携先以外からも自由に選んで選考を受けられるので、費用はかかりますが選択の幅は広がります。

以下の記事では、未経験者向けのおすすめスクールも紹介しているので、検討している方はぜひこちらも参考にしてください。

【IT転職特化】エージェントランキングTOP5!成功するコツも紹介 このように悩む方は少なくないと思います。 私は未経験からIT業界へチャレンジしましたが、エージェント選びに迷って決...

プログラミングスクールでスキルを身につけてから転職するのであれば、転職サポート付きのサービスを利用するのがおすすめです。

未経験からの転職を成功させるポイント

上記の手順で転職活動を進めて行く中で、成功させるために押さえておきたいポイントを紹介していきます。

自己分析をしっかり行い明確なキャリアプランを立てる

未経験からエンジニアを目指す場合には、自己分析は必須です。

・なぜエンジニアになりたいのか
・エンジニアの仕事に適性があるのか
・エンジニアとしてどんな仕事がしたいのか
・他の職業ではダメな理由は何か

など、今後エンジニアとして働いて行くことが、自分に合っていてその後のキャリアにもプラスになって行くのかなどを、自己分析を通して把握することが大切。

また、エンジニアとしてのキャリアプランを明確にすることも重要です。面接でも必ず聞かれますのでしっかりと準備しましょう。

5年後、10年後の目標を持つことで、やるべきことが明確になるのでモチベーション高く仕事に取り組むことができます。

目標に向かって迷いなく進むことで、どんどん成長していけることは大きなメリット。

エージェントのサポートの受けつつ、しっかりと対策を進めていきましょう!

自分のキャリアを振り返りエンジニアに生かせるスキルを洗い出す

未経験からのエンジニア転職では、それまでの経験で得た知識やスキルをどう生かせるのかを、面接でしっかり伝えられると評価が上がります。

なので、まずは前職までの経験とそこで得た知識やスキルを棚卸しして、エンジニアとして働いて行く上で生かせるものを洗い出していきましょう。

洗い出しが終わったら、それらを材料にしてどんな風にアピールして行くか戦略を立てていきます。

人によってアピールの仕方は変わってきますし、面接官の印象をより良くするにはテクニックも必要になるので、エージェントの力を借りて自分の魅力をうまく伝えていけるようにしたいです。

特に第二新卒の枠から外れる26歳以降での転職では、ここをしっかり対策して行くことで同年代の転職者との差別化ができるので、内定を勝ち取って行くためにもバッチリ対応していきましょう!

転職エージェントも利用して選考対策を徹底的に行う

未経験からのエンジニア転職は、分からない事だらけでしょうし、やるべきこともたくさんあって大変です。

なので失敗のリスクを減らし、かつ効率的に転職活動を進めて行くためにも転職エージェントはフル活用しましょう。

私も完全未経験からエージェントを利用してエンジニア転職を行いましたが、サポートのおかげて無駄なく効率的に対策が進められましたのでとてもおすすめできます。

・必要書類の作成(履歴書・職務経歴書)
・面接対策
・情報収集(業界動向・最新ニュース、受ける企業の情報など)

これらは選考対策として欠かせないものですが、書類の作成と面接対策は自己流で進めるよりも、知見のあるエージェントの力を借りた方が良いです。

私は複数のエージェントに登録し、応募書類をそれぞれのエージェントで添削してもらいブラッシュアップしていました。

そして面接対策も、複数名のエージェントに行ってもらうことで、色んな角度からの質問へ的確に答えられるようになり、希望した企業からの内定もゲット。

転職の成功率を高めたいならエージェントの利用は必須です。

エンジニア転職で失敗する原因

前項ではエンジニア転職を成功させるポイントを見てきましたが、間違ったやり方をして失敗したくない・・・という思いもありますよね。

ここでは未経験からのチャレンジで失敗する原因を3つあげてご紹介しますので、自分も同じ失敗をしないようにしっかりチェックしておきましょう。

転職理由が曖昧なまま活動を進める

・エンジニアの仕事は安定しているから
・エンジニアは給料が高いから
・ノマド生活に憧れて・・・

このように転職理由が曖昧だと、まず確実に選考で苦労します。仮に内定をいただいたとしても、入社後にミスマッチを引き起こす可能性が高いので要注意。

成功させるポイントでも触れましたが、数ある仕事の中でどうしてエンジニアを選んだのかについては、自己分析をして最初にはっきりさせなければいけません。

何でエンジニアでなければダメで、かつその会社じゃないといけない理由は何なのかということを掘り下げて考えられないと、転職失敗に終わる可能性が高まります。

大手企業や有名企業ばかりを狙ってしまう

可能性がゼロであるとは言いませんが、未経験からの転職で大手企業に内定をいただくことは正直難しいです。

大手企業は給与面はもちろんのこと、福利厚生や社内制度が整っていて、安心して働けるので憧れる気持ちはとてもわかります。

大手ITベンダーに転職した友人の話を聞いていても、その後のキャリアにも大きくプラスとなることは確かです。

しかし、当然倍率は非常に高いので、大手企業や有名企業だけに目を向けてしまうと、いつまでも内定が出ずに時間が過ぎていき焦ることになるので要注意。

なので、大手企業は受けつつも、中小・ベンチャーの優良企業も並行して狙っていくことがおすすめです。こういった企業も、いいところから順番に埋まっていきますので、早めに応募するようにしましょう。

大手・有名企業から内定が1つも出ず、焦って他の会社に目を向けた時には遅かった・・・と後悔することのないようにしたいです。

自分に合った転職活動ができていない

年齢によって転職活動の進め方に違いが出てきます。未経験からのチャレンジでは20代が有利ですが、同じ20代でも第二新卒かそれ以降かで差が出てくるので注意。

ここをよく理解しておかないとなかなか内定が出ず焦ることにもつながります。

第二新卒者は若さを武器にできるうちに勝負

新卒3年目まで(25歳まで)の年齢であれば、前で述べたとおり「ポテンシャル採用」で選考が進められるのでチャンスは一番多いです。

しかしライバルは多いので油断は禁物。できるだけ良い企業からの内定を獲得するため、スキル学習や選考対策を早め早めで進めていきましょう。

20代後半からは生かせる経験・スキルのアピールも必要

26歳以降はポテンシャル採用とは違い、それまでの経験や身につけているスキルも評価の対象になります。

そのためこれまでの経験を生かしながら、自分がエンジニアとして今後どのように活躍できるのかをアピールしなければいけません。

これを理解せずに「自分はやる気とポテンシャルがある」ということだけアピールしていって失敗するケースが多いです。

効率的かつ戦略的に進めていくことが求められるので、転職エージェントもフル活用しながら、自分の魅力を最大限アピールできるようにしましょう。

30代は少しでも早いタイミングで無駄のない活動が必要

30歳を超えると、1年ごとに転職のハードルが上がっていくので、無駄なく迅速な活動が求められます。

・現職の仕事が忙しくて活動がなかなか始められない
・時間がないのに全部自力でやろうとしてしまう
・プログラミング学習の時間を捻出できない

30代からの転職活動は、このように時間の管理や使い方がうまくできないと失敗するので注意が必要です。

転職エージェントやプログラミングスクールを有効に活用して、まずは3ヶ月、半年でも早く活動を始めましょう。

そして忙しい中でも時間を捻出し、プログラミング学習や書類・面接対策をサポートを受けつつ効率的に進めていくことが成功へのカギです。

未経験から転職先の企業を選ぶポイント

未経験からエンジニア転職を目指す時、最終的に選んだ会社で新たなキャリアを始めることになるので、失敗したくないですよね。

せっかく内定を獲得しても、選び方を間違えたがためにすぐ辞めてしまうことになったらそれまでの努力も台無しになります。

ここでは、未経験からチャレンジする場合に、どんな点を押さえて会社選びを進めていけば良いのかについて解説していくので、参考にしてください。

研修制度が充実しているか

未経験者を対象にした研修が充実していることは、採用した人材をしっかりと育てようとする企業の姿勢の現れなので、必ずチェックしたいポイントです。

・最低2ヶ月は座学での研修が受けられる
・しっかりしたカリキュラムで専任の担当から学べる
・研修後は先輩のOJTを受けながら独り立ちを目指せる

研修については、このような充実した環境が整っているかしっかり確認しましょう。

未経験者歓迎で研修ありとしている会社の中には、簡易的な研修だけ行って現場に配属し、あとは配属先の先輩の元でOJTを受ける流れのところもあります。

これではまず基礎研修が確実に足りません。またOJTの内容も配属先によってかなり違うので、満足に教育を受けられない環境だとかなり苦労するでしょう。

最悪は右も左も分からないまま現場に行って放置・・・のようなことも起こりうるので注意が必要です。

こういったリスクを減らすためにも、未経験者は研修制度がしっかり整った企業を選ぶようにしましょう。

自分が目指すキャリアを実現できるか

自分がエンジニアとして目指したいキャリアが実現できるかどうかも、チェックすべき重要なポイントです。

自己分析もして、自分がエンジニアとして歩んでいく道筋も明確にしたのに、いざ会社選びになると、制度や待遇面の方が気になってしまうというのは分かります。

しかし、自分が目指すキャリアのことを無視して転職してしまったら、いくら待遇に不満がなくても、仕事を通してやりたいことはできないので後悔する可能性も。

また転職しなければならなくなれば、その分キャリアの積み上げが遅くなるので、待遇面でも結局満足のいかない結果になってしまいます。

そんな悪循環を断ち切るために、自分が目指したいキャリアを実現できるかどうかは必ずチェックするようにしましょう。

長期で腰を据えて働ける環境があるか

よく一つの会社で3年は働きなさいという言葉を耳にしますが、エンジニアも一人前のスキルを身につけるには最低限3年くらいはかかるので、長く働ける会社を選びたいです。

そのため、

・残業が多すぎないか
・安定した収入は見込めるか
・スキルアップできる環境はあるか

など、働く環境が整備されているのかもしっかりチェックしていきましょう。

特に残業が多すぎる環境だと、その仕事が好きで残業も苦にならないという人ならいいのですが、そうでなければ精神的にも体力的にも消耗していきます。

ワークライフバランスが取れず仕事が嫌になれば、スキルも思ったように上がらないまま、辞めるのを待つという状態になることも。

実際に私も転職1社目でこれを経験して、その後のキャリアでも苦労しました。

未経験から着実にスキルアップして、キャリアも収入も順調に上げていくには、腰を据えて働ける環境がある会社を選ぶことが重要です。

未経験から目指せるエンジニア転職の道

未経験からエンジニア転職を目指すうえで、知っておきたいポイントをまとめて解説して来ました。

未経験からのチャレンジで、何から始めたらいいかわからないという人も、この記事で紹介して来たことを押さえて取り組むことで、失敗のリスクを減らしましょう。

本文でも述べたとおり、未経験からエンジニアを目指す方法は大きく、

・未経験可で研修制度の充実した企業へ入社する
・独学やスクールでITスキルを身につけてから転職する

の2つがありますが、転職後のことを考えると私の経験からも、無駄なく必要なことをしっかり学べるスクールがおすすめ。

基礎的なITスキルを身につけつつ、この記事で紹介してきた成功ノウハウも実践していって、納得のいく会社からの内定を掴み取りましょう。

ABOUT ME
taka
20代で6回の転職を経験しました。 挫折ばかりの社会人人生でしたが、今はいい会社に巡り会い、スキルを積み上げたことで、プロとして自信を持って仕事ができています。 このブログでは、これまでの私の経験をもとにした転職のノウハウを中心に、私と同じように仕事で悩む方の役に立つ情報を発信していきます。