未経験からエンジニア転職を考えている方の中には、このように思っている方も少なくないかと思います。
特に異業種から完全未経験でチャレンジしようかと考えている場合は、分からないことが多過ぎて不安ですよね。
そこで今回は、私が完全未経験からエンジニア転職をした経験を紹介しながら、転職に失敗しない秘訣を解説していきます。
失敗談・成功談の両方を紹介していますので、これからエンジニア転職を目指したい方は、私の経験談を参考に失敗しないために注意すべきこと、転職を成功させるポイントをぜひ押さえてください。
転職前の仕事
私が未経験からエンジニアに転職する前は、某大手金融機関で生命保険の営業をしていました。
新卒で入った会社で、研修を受けて現場に配属されてからは、主に新規開拓をメインに営業開始。
先輩に指導を受けながら必死に頑張っていましたが、思ったように結果が出せずとても焦りを感じていました。
また、そもそも会社の雰囲気に馴染めないこともありましたが、それに加え結果が出ないことで上司からもお叱りを受けることが増加。
何とか結果を出さなければと頑張っていましたが、空回りの状態で心身ともに疲労が溜まっていった結果、入社してまだ1年も経っていませんでしたが営業の仕事は向いていないと感じて退職してしまいました。
今振り返ると、就職活動で行なっていた自己分析や業界研究・仕事研究などがかなり甘かったなと思います。
当時、新卒の就職活動がいかに貴重なものなのかや、成功するか失敗するかでその後の人生にどれほど影響を与えるのかということをちゃんと考えられなかったことを本当に後悔しました。
転職を決めた理由・きっかけ
新卒で入った会社を1年も経たずに辞めた後、転職活動を始めはしたのですが、何がしたいのかもわからない状況で、全く何も進まないまま時間だけが過ぎていきました。
こんな状態から私がIT業界への転職を進めるきっかけとなったのは、大学時代の恩師からいただいたアドバイスでした。
大学は法学部だったのですが、ゼミでIT技術と地域活性化に関するテーマに取り組んだ時の話題が出て、「ITに興味がありそうだったからそれに関する職種も見たらどうか?」という一言がきっかけでエンジニアの道も考えることに。
先生とお話しするまでは、正直そのテーマで学習したこともあんまり覚えていなかったので、最初はIT業界を目指すということにあまりピンときていませんでした。
ただ、せっかくアドバイスをいただいたので検討してみようと思い、業界や仕事のことを調べていくうちに興味が湧いてきて、エンジニア転職を目指すこととなります。
1回目の転職は失敗
エンジニアへのキャリアチェンジという目標はできたものの、未経験から最初の転職は失敗してしまいます。
転職活動の状況
最初の転職活動は、右も左も分からない状況だったので、とりあえず転職サイトで未経験応募可能なIT企業の求人に応募していました。
・リクナビやマイナビなどの大手転職サイトを中心に登録
・エンジニア転職用の履歴書・職務経歴書を自己流で作成
・未経験可で入社後に研修がある会社に応募
・数社内定が出てそのうちの1社に入社
このような感じで転職活動を進めて、中堅のSES企業に内定し入社。約1ヶ月の研修を受けた後に現場へ配属されます。
しかし、基礎的なスキルも不足している状態でしたので現場でかなり苦労しました。さらに配属先の現場は忙しく、満足なOJTも受けられない状況。
任される仕事も雑用に近いものばかりとなってしまい、この1年でエンジニアとしてほとんど成長できませんでした。
そんな状況に危機感を覚え、在籍1年で転職することを決意。結果として最初の転職は失敗に終わります。
失敗した原因
この最初の転職では、振り返ってみると失敗する要素が盛りだくさんでした。運が悪ければブラック企業に入って心身を消耗していたかもしれません。
では何がいけなかったのでしょうか。以下で失敗した原因を掘り下げて見ていきましょう。
・情報収集が不十分だった
・適切な企業選びができていなかった
・ITスキルや知識を事前に少しでも学ばなかった
・完全未経験から自力で進めてしまった
・内定承諾前の最終確認が甘かった
それぞれさらに詳しく見ていきます。
情報収集が不十分だった
IT業界の動向や業態・業種、職種などの他、受ける企業の情報収集についても、何となくで進めてしまいました。
特に、職種や受ける企業の情報についてはもっと詳しく調べるべきでしたが、ここを怠ったのが後に響く結果に。
同じエンジニアでも、たくさん種類があるのでどれが自分に合うのか、自己分析も踏まえて決めていく必要があります。
また、企業情報については、求人に記載されていることだけでは足りません。
ホームページの内容やその会社が発信していること、最新ニュースはもちろん、現場のエンジニアと話せる機会はないか探してみるなど、徹底的に情報を集めるべきでした。
私が辞めた会社も現場のエンジニアと話せる機会はあったのですが、当時はそれに参加しませんでした。
もし参加して詳しく話が聞けていたら、違う選択をしたかもしれないです。
実際、最終的に3社に絞り込んでその中から選んだのですが、その時手にしていた情報が違えば、当時選んだ会社は候補から外れていた可能性もあったはず。
情報収集の大切さを改めて実感しました。
適切な企業選びができていなかった
当時は未経験可で研修があるところという点のみ重視して探していました。
未経験からのチャレンジだから、それ以外の条件などは妥協してもいいやと軽い気持ちでいたのですが、これは間違いでした。
最低限、この4つはしっかり見ていくべきです。
給与面については、未経験なのでそもそもの額面にはあまり期待できませんが、見なし残業が入っているのかや、ボーナスの有無は見る必要があります。
また、研修については最低2ヶ月、専任の担当による座学を受けられるのが理想。
完全未経験からのチャレンジでは、現場に出る前に最低限の基礎知識・スキルは持っておきたいので、これくらいしっかり学べるところが良いです。
また、現場に出てからも先輩と密にコミュニケーションを取りながら、OJTが受けられるかも重要になります。
私が未経験で入った会社では、研修は約1ヶ月で基礎中の基礎だけ学びましたが、これでは足りませんでした。
OJTも受けられると聞いていましたが、先輩は忙しくてほとんどコミュニケーションが取れない状態。
なので順調にスキルアップもできませんでした。
ITスキルや知識を事前に少しでも学ばなかった
ITの基礎知識やプログラミングは、転職後の研修や実践で教えてもらえるからいいだろうというのが甘かったです。
2ヶ月以上の期間をかけて研修してもらえるとしても、全く未経験の場合、授業についていくのも大変。
実際、ここで挫折してしまう人も見てきました。
なので、例えばプログラミングなら転職後に使う言語の初心者向け書籍を買って勉強してみるとか、ITの基礎知識なら基本情報技術者試験の資格の勉強をしてみるとか、積極的に取り組んでいけば入社後の研修にもスムーズに入れます。
私の同期にも、こうやってしっかり準備している人がいましたが、研修がより充実して、その後も順調にスキルアップしていきました。
完全未経験から自力で進めてしまった
右も左も分からない状態から、本やネットの情報などを頼りに一人で転職活動を進めていたのですが、間違ったやり方をしていたり、無駄なことが多かったりとかなり効率が悪かったです。
IT分野についても熟知している転職のプロからサポートを受けていれば、効率的かつ安心して活動が進められ、得られる結果も全然違ったものになっていたでしょう。
当時の私は、転職エージェントに関するネット上の悪い口コミや、友人からまた聞きしたネガティブ情報に流されて利用しませんでした。
そのせいでたくさんのチャンスを逃してしまったことをかなり後悔しています。より自分に合っている良い会社と巡り会うためにも、エージェントの利用は必須です。
内定承諾前の最終確認が甘かった
内定後は、内定通知書と条件面などを記載した資料を送付してもらい、その内容を確認して問題がなければそれにサインすることで内定承諾という流れで進みました。
当時は特に質問や確認などもせず、すぐに内定承諾の手続きを進めてしまったのですが、これがよくなかったです。
面接で聞いていたことと違うという事態を防ぐため、特に待遇面や研修内容、残業時間など、これから働く上で齟齬があると困る部分については、改めてしっかり確認することが大事。
私も入社してから、「最初の研修内容が聞いていたのと少しイメージが違った」「OJTが満足に受けられる状態ではなかった」ということがあって現場で苦労しました。
自分が聞いて理解していたことや、イメージしていたことと違うことが起きると、働く意欲も落ちていってしまいます。
齟齬がないようにするため、内定承諾する前には電話やメールで今一度細かい部分まで確認するようにしましょう。
2回目の転職は成功
完全未経験からのエンジニア転職は、お話ししてきたように失敗に終わってしまいましたので、次は絶対に失敗しないという思いで転職活動に取り組みます。
結果としては、1回目の反省を生かしてしっかり取り組めたので、成功させることができました。
以下では、実際にどのように活動を進めていったのかと、どうして成功できたのかということを掘り下げて見ていきます。
2回目の転職活動の状況と成功要因
この時の転職活動では、最初の失敗をしっかりと反省し以下の流れで対策を進めていきました。
・IT業界に強い転職エージェントへ複数登録
・自己分析とキャリアプランの見直しを行う
・履歴書・職務経歴書の作り直し
・受ける企業選びと情報収集
・企業への応募と徹底した選考対策
・並行してプログラミングやIT基礎の再学習
・内定
以下それぞれ、成功につながった要員も含めて詳しく紹介していきます。
IT業界に強い転職エージェントへ複数登録
まずはIT業界に強い転職エージェントに登録するところから始めました。複数登録してよかったなと思うのは、自己分析や履歴書・職務経歴書をよりブラッシュアップできたことです。
各エージェントの担当者からアドバイスをもらい、それを参考により内容を深められたため、その後の書類選考や面接の通過率も上がりました。
自己分析とキャリアプランの見直しを行う
エージェントに登録して、初回面談を受ける前に改めて自己分析とキャリアプランの見直しを行いました。
面談時に提出する履歴書・職務経歴書の準備も兼ねて進めましたが、ここである程度自分と向き合えたので、その後のエージェントとの面談も充実して良かったです。
面談では、自己分析やキャリアプランについて深めるための相談もできるので、事前に軽くでも自分と向き合う時間を作ることをおすすめします。
履歴書・職務経歴書の作り直し
応募先企業に提出する履歴書・職務経歴書を、アドバイザーに添削してもらいながら作り直しました。
面談時に使用したものをたたき台として、面談の際のヒアリング内容や、自己分析・キャリアプランの見直しなどで出てきたことを踏まえて、より魅力的な書類に仕上げていきます。
前述しましたが、ここでのポイントは複数のアドバイザーに添削してもらうこと。
それぞれのいい所を生かしながらブラッシュアップすることで、通過率の高い書類が作れました。
受ける企業選びと情報収集
書類作成が終わったら、紹介してもらった求人で受けたい企業の選別と、情報収集を進めました。
企業選びについては、面談で伝えた条件や希望などを考慮して紹介してもらえるので、より希望に合うものをピックアップ。
エージェントによっては、少し希望とズレた求人を紹介されることもありましたが、その時は随時すり合わせをして再紹介してもらいました。
受ける企業をピックアップしたら、あとは徹底的に情報収集。
求人情報だけではなく、企業HPや採用サイト、その他外部に発信している内容やSNSの情報、口コミなど、集められるだけ集めました。
企業への応募と徹底した選考対策
ここからいよいよ応募開始。集めた情報も参考にしつつ、書類・面接をはじめとした選考対策を徹底的に行っていきました。
・その会社じゃないとダメな理由
・その会社で積んでいきたいキャリア
・自分が会社が求めるものを満たしていること
→求める人材としてマッチしていること
特にこの3点は説得力を持って伝えられるようにしっかり準備。
・短期間で辞められたくない
・モチベーション高く働いて欲しい
・順調にスキルアップして将来活躍してほしい
企業側もこのように思っているので、自分がこれを満たす人材であることをしっかりアピールしていきました。
並行してプログラミングやIT基礎の再学習
選考を受けつつ、プログラミング言語や基本情報技術者試験レベルの基本的なIT知識の再学習を進めました。
実務経験1年程度の経験者枠で選考を受ける場合、基本的なコーティング能力は求められます。
面接でも現場でコーディングの経験があるか、ITの基本的な知識を持っているかを確認するような質問を受けることが多くありました。
転職後もプログラミングやIT知識の勉強は必須になるので、学習習慣を身につけることも考えて、就活の段階から積極的に勉強しておくこともおすすめです。
内定
2回目の転職活動では、7社応募して5社面接に進み最終的に3社から内定をいただくことができました。
私の場合は、離職して転職活動に専念できたことがこの転職成功につながったと思っています。
転職活動中は貯金を切り崩しながら生活していましたので、もちろん不安はありました。しかし、当時の職場は残業も多く、働きながらだと平日はほぼ時間が取れませんでしたので、一旦離職するという選択は自分にとっては正解。
しっかり時間を確保し、集中して活動を進められたことで、働きながら活動を進めるよりも短期間で効率的に内定をいただくことができたのだと思います。
在職中か離職中かが選考時の評価に影響を与えることはないので、進め方は自分の性格や置かれている状況に応じて判断していくと良いです。
未経験からエンジニアになれる?
本当に未経験からエンジニア転職になれるのかと不安に思っている方も少なくないと思いますが、結論としては私自身の経験からもエンジニアになることは十分に可能です。
ただし、どの業界でも共通することではありますが、完全未経験からチャレンジする場合は年齢は若い方が有利。
できれば20代のうちにチャレンジするのがおすすめです。また、同じ20代でも25歳くらいまでの「第二新卒」かそれ以降でも難易度は違ってくるので、覚悟を決めたらできるだけ早めに転職活動を始めると良いでしょう。
30代からでも転職成功は十分目指せますが、20代と比べると競争率は高くなります。
プログラミングやITの基礎知識を身につけた上で、それまでの経験をうまくアピールしていくことがポイントになるので、可能であれば転職支援付きのプログラミングスクールでしっかりと対策をしていくことがおすすめです。
未経験から失敗せずにエンジニア転職するには?
私が未経験から最初のエンジニア転職に失敗した経験と、その反省を生かして2回目の転職で成功した経験から、失敗せずにエンジニア転職する方法をお伝えしていきます。
基礎スキルは身につけて転職するのが望ましい
私も最初の転職では、入った後に研修してくれるから大丈夫と思って入社し苦労しました。
中には長期研修で基礎をしっかり学べる会社もありますが、そんなところばかりではないので、入社時点で基本的なプログラミングスキルとIT知識は持っていた方が良いです。
なので、可能であれば転職サポートのついたプログラミングスクールで学習しながら転職を目指すことをおすすめします。
有料・無料のスクールともに様々な特徴を持ったスクールがありますので、よく比較検討して自分に合うところを選びましょう。
以下の記事では、完全無料からエンジニアを目指す方におすすめのプログラミングスクールを紹介しているので、こちらもぜひ参考にしてみてください。
スケジュールを決めて計画的に進める
無計画にダラダラ進めてしまうと失敗に繋がりやすいので、いつまでに内定を取得するのか目標を決めて、そこから逆算でスケジューリングすることが大切です。
特に働きながら転職活動を進める場合、仕事が忙しいとついついそれを言い訳にしてダラダラしてしまいがち。
現職がめちゃくちゃブラックな環境でなければ、平日でも工夫次第で時間は確保できるはずなので、時間の使い方を見直した上でスケジュールを立て、計画的に進めるようにしましょう。
もしブラックな働き方をしているなら、できれば離職後に転職活動を行うことも検討したいです。
転職理由を明確にする
転職理由が明確でないと、受ける企業の採用担当者からの印象が悪いだけではなく、入社後のミスマッチにもつながるので要注意。
「何でエンジニアになりたいと思ったのか」「エンジニアとしてどんな仕事がしたいのか」など、エンジニア転職をする理由は掘り下げて考えておきましょう。
「稼げると聞いたから」「IT業界は今後も安定だと言われているから」などのように、不明瞭な理由で転職活動を進めると、内定が出たとしても、入社後に「こんなはずではなかった・・・」と後悔することも。
実際にこのような事態に陥って、転職後数ヶ月で辞めていく新人を多くみてきました。皆さんはこうならないように十分気を付けましょう。
自己分析を行いキャリアプランを立てる
自己分析とキャリアプランの作成を行うことは面接対策になるだけではなく、転職後にも大いに役立つのでしっかりと対策しましょう。
エンジニアとしてどんな仕事がしたいのか、どんな風にキャリアアップしていきたいのかということを明確にできれば、まず転職時にミスマッチを起こすことがありません。
また明確なキャリアの目標を持つことで、転職後もモチベーション高く働いていけるので、順調にキャリアアップをしていくことを可能にします。
情報取集を徹底的に行う
私の1回目の転職で失敗した理由でも、この情報収集を何となくでやってしまったことを挙げていますが、失敗しないようにするためにこれは本当に重要です。
完全未経験からエンジニア転職では、まずIT業界の全体像とエンジニアの種類や働き方のように、一番基本的なところからしっかり調べて理解しましょう。
意外と雑にしてしまいがちですが、それが原因で「こんなはずではなかった・・・」という後悔につながるので要注意。
上記のように、同じエンジニアとして働く場合でも選択肢は様々にあるので、その中から自分がやりたいと思うものを選んでいく必要があります。
「自分に合っていなかった・・・」というミスマッチを起こす原因は、情報収集不足によってこの選択を間違えてしまうことにあるので、情報収集は怠らずにしっかりと行いましょう。
エージェントに登録して選考対策を徹底する
全部自分だけでやるのは非効率ですし、本来なら得られるはずだったチャンスもたくさん逃してしまうので、エージェントには必ず登録しましょう。
私も1回目の転職ではエージェントを使わなかったのでかなり時間を無駄にしましたし、かついい会社に巡り会うチャンスもたくさん逃してしまったので後悔しています。
エージェントに登録すれば、書類作成から面接対策、内定後の条件交渉に至るまでしっかりサポートしてもらえるので、安心かつ効率的な転職活動が可能。
ただし受け身の姿勢でいるとチャンスを逃してしまうので、アドバイザーと積極的にコミュニケーションをとって、様々にアドバイスをいただきながら活動を進めるようにしましょう。
エンジニア転職でおすすめのエージェントは以下の記事でも紹介していますので、エージェント選びで迷う場合は参考にしてください。
企業選びは慎重に行う
プログラミング学習や選考対策をしっかりやっても、企業選びを間違えてすぐ辞めることになっては意味がありません。
・未経験者歓迎という文言に惑わされない
・研修体制について細かく確認する
・通年で募集していて、かつ採用人数が多い求人は注意
・平均年齢が若すぎる会社は注意
・大手企業に目を奪われない
まず、未経験者歓迎としている求人は多くあり、大体が社内研修を用意しているので未経験でも安心してチャレンジできるとうたっていますが、その言葉だけに惑わされてはいけません。
研修内容の詳細はしっかりチェックしましょう。完全未経験からのチャレンジであれば、専任の講師がいて、カリキュラムに沿った研修を最低2ヶ月以上受けられるところが理想です。
また、通年募集でかつ採用人数が多い求人は、何かしらの原因で人の出入りが激しい可能性があるので注意。
エンジニアも一人前になるのに時間がかかるので、腰を据えて働ける環境があるかは重要です。
社員の平均年齢が若すぎるところも、場合によっては危険な可能性があります。立ち上がったばかりの会社であれば違和感がないのですが、設立年が古い場合は、こちらも何かしらの原因で社員が定着していない可能性があるのでよく調べましょう。
大手企業ばかりに目を奪われるのも危険です。中小企業やベンチャー企業で優良な会社にも応募していくのがおすすめ。
大手の求人は人気のため倍率が高く、内定をもらうのは大変ですし、中小・ベンチャーも良い会社から埋まっていくので、バランスよく受けていくことが大切です。
大手に固執して時間だけが過ぎ、中小・ベンチャーの優良企業も採用が終わっている・・・という最悪な事態だけは避けるようにしましょう。
私の失敗談・成功談を皆さんの転職活動の参考に!
私がエンジニア転職で失敗した経験、成功した経験の両方を紹介しつつ、未経験から転職する場合のコツやポイントを解説してきました。
失敗談からは、未経験からエンジニア転職を目指す時に、どんなことに注意すれば良いのかがわかると思います。
また成功した経験談からは、失敗しがちなことを踏まえてどんなポイントを押さえて活動を進めたら良いのかということがわかるでしょう。
完全未経験からエンジニア転職を進める場合、右も左も分からない状態からのスタートなので不安が大きいですよね。
これを読んでくださった皆さんには、エンジニア転職に成功して欲しいので、ここまでの紹介してきたわたしの体験談や、それを元にした成功ポイントをぜひ参考にしてください。
皆さんのエンジニア転職成功に少しでもお役に立てたら嬉しいです。